大野城市議会議員 ながとし恭子 通信 2025年3月号
パワハラ、セクハラ、女性差別、いじめ…これらは他人の人権を軽んじるものです。被害者以外の人から見えづらく、被害の深刻さがなかなか理解されない点が似ています。 さてこの1年大野城市政において様々なことがありました。市民に信頼される市政のために、チェック機関でもある議会の一員としてこれからも頑張ります。今後ともご指摘、ご意見を寄せてください。よろしくお願いします。
★ 6月議会でパワハラのうわさのある副市長の再任議案に対し、未来フォーラム3人は反対しましたが、反対8賛成11で副市長は再任されました。
★ ハラスメント事案に関する第三者調査委員会が設置され、3月31日に報告書が提出されました。副市長3件、部長1件、課長1件がパワハラに該当するとされ、市長の責任も指摘されています。報告書に添付された資料を読むと、ハラスメントがまん延して仕事しづらい組織になっていることが伺えます(涙)分量が多くて大変ですが、関心のある方はぜひお読みください。
大野城市ハラスメント事案に関する第三者調査委員会の調査報告書の提出について
★ いじめ重大事態申立てに伴う第三者調査委員会も設置されています。
★ 12 月議会で総合公園キャンプ場の再整備約5億円の契約締結議案が出されたのは、議会最終日でした。
★ ある議員が資産報告書に「該当なし」などと記載し政治倫理審査会から修正を求められたのをきっかけに、市民から「政治倫理条例の遵守を求める請願書」が出され、本人を含む全会一致で採択されました。その後報告書は修正されましたが、預貯金等は「該当なし」のままです。この議員のパワハラを訴える匿名の文書が議長などに届き、ハラスメント第三者委員会の報告書では、(パワハラに該当するとまでは認められないが、)職員に対し適切な配慮がなされるべきと指摘されました。
★ 3月議会に「学校生活において中学校生徒が昼食を欠食にならないような食の保障の実施に関する請願書」が出され全会一致で採択されました。
一般質問
令和7年第2回3月定例会(3日目)⑦永利恭子
基金と財源について
本市の基金は安全な国債等で運用し、支払いのための現金も確保しており、含み損があっても満期まで保有するので、損切りなどの心配は無いそうです。 本市は、お金の使い方の優先順位が問題です。
インフラ整備と(仮称)防災危機管理センターの新築について
23億8千万円(物価高騰のためさらに費用がかさむ可能性あり)もかかる(仮称)防災危機管理センターの新築に私は反対です。岩手で視察し、過去の大震災の映像を見て、司令塔の箱物よりも、庁舎や上下水道などの耐震化と、人の死を減らす施策を優先すべきだと考えます。
小中学校給食の無償化について
小学校の給食は、自校式の全員制なので無償化しても問題は少ないと思われます。
しかし、中学校の場合は、ランチサービスを基本とする選択制で、ランチの利用約45%、残りは持参する弁当かパンの購入です。ランチを無料にして、ランチを利用しない場合は食材費相当額を後から振り込む計画とのことです。給食を実施することと現金を支給することは全く異なります。補助された現金が全額子どもの食費に使われるとは限りません。欠食の問題も残ります。
最近読んだ本のご紹介

トンデモない会社が存在😨過酷な労働、理不尽な退職強要・・・真面目な人ほど心身の健康を損う悲しい現実😢 逃げるのは恥ではありません。その上で時に法の力で戦う事も必要です。
PHOTOGRAPH
1962年 筑紫野市出身 / 1981年 福岡県立筑紫丘高校卒業 / 1986年 九州大学法学部卒業
1986年 福岡県庁入庁 総務部管財課 出納事務局総務課 嘉穂福祉事務所 総務部人事課勤務
1998年3月 福岡県庁退職
2010年~2017年 福岡市就労自立支援センター勤務(NPO法人福岡すまいの会)
2017年~2019年 公益社団法人福岡県保育協会勤務